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​あなたは死にました。

この黄泉の世界で戦う力「悪神の力(あしんのちから)」は、今まであなたが経験した空間や怪異達をあなたの力とし自由自在に操る事ができる力です。それを宿す【巫KANNAGI】となり、混ざり変化し続け膨張する「混化」を食い止めましょう。
このページでは【巫KANNAGI】の物語をご覧いただけます。カードをデザインする際や新たな創作のヒントにしてくださいませ。
 

黄泉の世界(よみのせかい)

人や生き物、万物が最後に行き着く場所。良い怪異から悪い怪異まで様々な怪異が暮らしている。様々な空間へ鳥居をくぐるとランダムで移動することができ、その全ての風景は現世と変わらないがどこか懐かしくも寂しい空間が点在している。曲者の怪異もたくさんいるが混化に苦しむ怪異も多い為、基本的には個性的だが協力的な怪異がほとんどだ。

悪の四神(あくのししん)

大きさや重さは無く概念に近い存在でありどんな姿にも変身する事ができる。自身達は神と名乗っているが実際には、力を持ち過ぎてしまった怪異に過ぎない。その為仮面を被り本当の姿を隠している。
それぞれ黄泉の世界で勢力を強めた悪神に比例して、私達の住む「現世(うつしよ)」に影響が出る。例えば春の猫面の神が黄泉の世界で暴れると現世では災害が起きる。
黄泉の混沌を防ぐ為悪神たちは協議し、自分たちの力だけでは食い止める事ができないと判断し、今まで食糧だった人間達に「悪神の力」を与え、神に仕える存在「巫(かんなぎ)」を作り出す。

巫(かんなぎ)

死んでしまった際に悪神に選ばれ、黄泉の世界で戦う人間。稀に動物の巫もいる。魂の半分を悪神に食われ、空いた半分に悪神の魂が埋め込まれている存在。自分の今まで経験した空間や思い出を黒い札に閉じ込め、いつでも展開したり使う事ができる。「憎悪の狭間」で他の巫を空間に閉じ込め魂を奪い、自分の魂を完全な状態にすることで現世に戻る事ができる。
​しかし黄泉の世界で魂を失うと怪異になってしまう。
同じ境遇の巫と共に共闘する者もいれば、悪神の力に溺れ殺戮を繰り返す者もいる。どちらにせよ悪神たちにとっては混化を食い止める手段として有意義に働いてくれる。

混化(こんか)

狐面の神が実験を重ねた末に様々なモノを混ぜ合わせてできた謎の存在。例えば人を無理やり人形と融合させ、死ぬこともできず痛みに苦しみ続け発狂した「発狂する日本人形」も彼の代物だ。混化は分け隔てなく全ての物や生き物、さらには思想や概念までともかなりの早い速度で勝手に混ざり続ける。悪神たちの強大な力を持ってしても食い止めることはできない。挙句、混化は現世にまで溢れだし2つの世界を飲み込む準備をしていた...

つづく...

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